【公開日】 2016年03月04日  【最終更新】 2016年12月15日

子どもが悪いのか、それとも親が悪いのか?

【この記事を読むのに必要な時間は約〈 5 分12秒 〉です。】

ニート問題でよく言われること

よくニートなどの話で「息子が部屋に引きこもって出てこない」、「自分は精一杯努力している」と主張する親御さんをテレビなどで見かけます。
こういう人たちの言い分は「自分たちは真面目に努力していた、悪いのは引きこもっている子どもである」というのがだいたい相場です。

では、その他の人に伺いたいのですが、「そもそも、その状態に陥ったのは親と子どもどっちが悪いのか?」ということです。

もちろんほとんどの人の答えは「引きこもっている子どもが悪い」でFA(死語?)なんでしょう。
別にそう思っている人がおかしい、とも思いません。

その「常識」が物事を「悪化」させるのでは?

しかし、これって実はちょっとまずい対応だと思うんです。
だって「親と子、どっちが悪い?」って判断している時点で、すでにどちらかへの責任転嫁の状態ですよね。

この問題の正解はおそらく「どっちも悪い」し、「周りで囃し立てる奴も悪い」なんでしょう。

こういったデリケートな問題はそもそも、当事者が「どうしてそうなったのか」を腹を割って話し合わないかぎり、まず解決しないのではないでしょうか。

それを「引きこもっている奴が悪い」と責任を持つ気がないのに囃し立てる外野がいる、という時点で、その親は周囲の人間に「俺は悪く無い」とか「自分はできる限りのことをやってる」って言っている可能性が高いってことですよね。

そういった「逃げの姿勢」の親が、引き篭もっている子どもと腹を割って話し合った、と思いますか?

もちろん中には暴力が怖いという理由で話し合えないという人間もいるんでしょう。
けども、そうなるまで放置しているってことですよね?

いきなり暴力沙汰を起こすような人間は、まともな環境で育っていればまずいないんじゃないでしょうか。
もし、そういう状況になっているのに「うちはまともだった」と主張する親がいるとするならば、もうその時点で「まともじゃない」親である可能性は大です。

自分が躾と称した暴力で抑えつけていたか、逆に何も子どもに対して躾けてないか、そんなところじゃないでしょうか。

もしかしたら、暴力を振るう本人は暴力でしか訴えられないほど、精神的に追い詰められている可能性もあるわけです。

「俺は忙しかった」と言い訳しそうな親だと、こういった状況に子どもを陥らせる危険性はありそうです。
特に「母親に任せっきりだったから」とか言い訳しそうな父親は確実にコミュニケーションとってないでしょうね。

親だけが悪いのか?

これだけ言うと「親が一方的に悪い」といっているように聞こえるかもしれませんが、もちろん親だけが悪いと言っているわけではありません。

多くの人が思っているように子どもの方にもそれなりの問題はあります。
なにせ解決するためには本人の努力も必要ですから。

ですが、こういった問題には結構面倒な背景があったりするんです。
特にいじめであったり、受験失敗であったり、というのはけっこうありそうな話ですね。
こういった部分に関しては本人の心でケジメが付かないかぎり、解決しようがないでしょうね。

力ずくで働かせる、と言ったところで、本人がやる気なんて出さないでしょうから「不発」に終わる可能性もあります。

ちなみにテレビなんかで引きこもりが大人しくしているのは、そういった人間がそもそも精神的に「弱い」人間だからでしょう。
そんな人間に上から目線で強い言葉を浴びせかけたらどうなるか…。
しかも本人もそれなりに「誉められることをしていない」という罪悪感があるからか、言うことをきかせやすいでしょうから。

外部の関与は必要か?

ですから、そういった人間に対し、外部の人間が介入することが必ずしも正しいとはどうしても思えません。
あくまでも外部に頼るというのは親も子どもも腐っているという場合の「最終手段」ではないでしょうか。

もちろん、引きこもっているような人間に、何らかの「道」を示すことが必要なのは確かです。
けれど、それは本来、本人の意思を無視した「強制であってはならない」はずです。

こういった根が深い問題は解決できれば、社会的には「ヒーロー」扱いなのかもしれません。
ですが、そのために他者の心の傷をえぐるような行為を「適切」であるとは流石に思えないです。

もちろん、自立させることも重要なんですが、それ以前に「原因」を「解決」する必要があるのではないでしょうか?
世間とはずれているのかもしれませんが、自分はそう考えます。

まあ、そういった部分を考えずに「引き籠もれる」という生活スタイルだけみれば「羨ましい」ですから、世間一般の嫉妬の対象になってしまうわけですね。

生活保護なんかも実はこれに近い認識なんじゃないですかね。
ほとんどの人にはどうでもいいであろう話を長々と失礼しました。



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ほんと参った

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