【公開日】 2016年03月14日 

「電子書籍」ってそんなにダメですか?

【この記事を読むのに必要な時間は約〈 4 分10秒 〉です。】

電子書籍はやっぱりダメ?

こういうことを聞くと「やっぱりそうだろ」と言って得意気になる人間が多く居そうですね。
しかし、電子書籍はそんなにダメですか?
そもそも「本」というものは「紙」に印刷されているもの、と多くの人が思っていそうですが、それって実はおかしいことに気づいてますか?
だって「紙」に「印刷」って歴史的にみれば相当最近出来上がった構図ですよ?
単純に記録するにはそれしかなかったから紙を使ったまでで、別に他の記録媒体があればそちらに移っても問題ないんじゃないでしょうか。

日本人の読書離れ

こういう統計って誰に訊いているのか知りませんが、そもそも日本人全体の「読書率」ってどの程度あるんでしょうか?
最近だと大学生すら本を読まないという話もありましたが、そもそも紙の本を読まない人が電子書籍になったからといって読書をしだす、と思いますか?
普通に考えたら「あり得ない」ことだと思うんですけども。
そういう人たちは「文字を読む」習慣を持ってないわけですから、その媒体が「紙」だろうが「モニター」だろうが読まないことに変わりはないんじゃないでしょうか。
ですから「電子書籍すら読まない」と表現したほうが正しいような気がします。

メリットを知ろうともしない層の存在

それに「高齢者」が新しいものに対してあまり積極的ではないことをすでにご存知でしょう。
ある程度文章を読む習慣のある層は「機械に不慣れ」な層である可能性だってあるわけです。
そういった層にしてみれば「スマホやPCを触る=遊び」程度の認識しかないんじゃないでしょうか。
しかも時間はたっぷりあるからわざわざインターネット経由での購入という不慣れな操作をしたくないし、だから近所の書店で本を買って読んでたりするんじゃないでしょうか。
そういう層からしてみれば「何で手間のかかる操作をしてまで読まなきゃならないのか?」というお叱りが来る可能性のほうが高いわけです。
それに「紙の本」は周りから「読書している」と見えるので、他の人に評価されたい人間が、わざと紙の本を読むということだってあり得るわけです。

だからダメなんですよ

この「電子書籍はダメ」論は誰にとって一番都合がいいのかを考えてみれば大体想像は付くんじゃないでしょうか?
要は既存の顧客を逃したくない出版社や書店が「ほら、紙の本がいいでしょ?」と言いたいだけなんじゃないかと。
移動をする機会が多かったり、読みたい本が溜めてある人間にとっては電子書籍はすごく便利です。
そもそも一度も電子書籍を読んだことのない人間が「電子書籍はダメだ」と言ったってほとんど説得力を持ちません。
なぜ、こういう統計で保身を図ろうとするのか、もうこの時点で「ダメだな」としか言いようがないんですが。

もちろん課題はある

もちろん電子書籍にも課題は多く残されています。
まずは「データという形のないもの」にお金を払うという文化が確立されていない点です。
どうしても人は実体のあるものに高い評価をしがちなので、形のない「情報」にお金を払うことに抵抗があるんでしょう。
それに「物流に乗らないのに価格がほぼ一緒」ということも問題でしょう。
別に作家さんと販売店だけがあれば電子書籍は売れるので余計なものを上乗せしているとしか見られていません。
Amazonの安売りでやっと目が行く程度の注目度しかないわけですね。
しかも「中古」は存在しないわけですから、そういった層の需要も伸びないですし。
あとは「ハードの高さ」であったり、「ダウンロードの際のネット環境」であったり、「インターネット決済の信用性の無さ」であったり、「所有欲を満たせない」であったり、「貸し借りができない」だったり、とまあ、とにかくたくさん思いつきますね。
この問題のほとんどが「少し捻れば解決できる」程度のものなんですが、売る側もそこまで興味が無いんでしょうね。
おそらくは「紙媒体のついで」程度の認識なのかもしれません。

まあ、勝手な思い込みですが。



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ほんと参った

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