【公開日】 2017年01月18日 

技術革新は必ず人の仕事を奪います。その時をずっと待ちますか?

【この記事を読むのに必要な時間は約〈 4 分40秒 〉です。】

最近ロボットやAIの進化に伴って人間の仕事が奪われるという悲観論とそんなことは起こりえないという楽観論がぶつかっていますが、正直何について議論しているのか、本人たちはわかってやっているのか、とちょっと疑問に思います。

議論の前提

この議論の前提は「ロボットやAIの能力が人間の能力を超えるほど進化した結果、人よりも使い勝手のいいそれらのツールに労働そのものが移転するか?」ということですよね?

最近の議論を見ているとこの前提を無視して「こうなってほしい」という願望が前に出過ぎている気がします。

楽観論の問題点

まあ、今までやってきた人たちはいきなり自分より能力的に上の存在が出てきて仕事を奪っていったらたまったもんじゃないですよね。

今までやってきたことが否定されてしまうんですから。

よくある新人妬みなんかがこのパターンですがそれは人間の問題なので今回は置いといて・・・。

重要なのは「自分より優れた存在(人間に限らない)はいくらでも存在する」という認識だと思います。

人同士でも能力の違いは歴然としてしますし、それを否定したところで物事が変わるわけではないです。

自分が何年やってこようが自分の能力をはるかに上回るものなんてやり方の違いでいくらでも出てくるんですよ。

たとえばこういった文章においてもAIにかかれば何倍もいいものが短時間で作成できてしまうわけですよ、やっている本人としては面白くはないですが・・・。

そういうわけで「仕事は奪われない」という楽観論はまずありえないと思ったほうがいいです。

明治時代の日本にあって今の日本にない仕事なんてザラですよね?

悲観論の問題点

じゃあ「人間の仕事のほとんどは機械に奪われる」という悲観論が正しいかというとそういうわけでもないんですよね。

まず、その前提となる労働者を置き換える機械は誰がいつどうやって作るんでしょうか?

少なくとも現状では機械が機械を作り出すほど進化しているわけではないので人間ですよね。

そうなるとロボットやAIの生産に必要な資源やコストはまだ自分たちで賄う必要があるわけです。

世の中に必要な分だけの高度なコンピューターってそんなにありませんよね?

これから先もコストの問題を無視してポンポン作り出せるほど気軽に利用できるようになるには時間がかかると思います。

もちろん特化型のロボットやAIは既に存在していますし、今後も増え続けるでしょう。

しかし、いきなり人間の仕事をすべて置き換えるほどの普及はそんなに簡単には起こりえないと思います。

なにより現状では機械よりも人を重視する世代の方が多いわけで、よほど効率化でもできない限りはすぐに導入するという形にはならないでしょう。

ただし単純労働や肉体労働などの場合、近い将来、機械に置き換えられる確率は相当高そうです。

ヒトであることの価値が見込めないわけですから。

もちろんより長期的に見た場合(50年や100年)には確実に悲観論の方が正しくなりそうですけども。

まとめ

まあ、所詮は個人の感覚ですが、近年起こっている「日本スゴイ!ブーム」などを見ていると楽観論者は人の可能性ばかりを論じ、悲観論者は人の醜さばかりを論じているように見えます。

楽観論ではリスクに対する備えが足りませんし、悲観論では人のやる気を削いでしまうことになります。

少なくとも感情的な議論ではなく、この先どういった社会にしていきたいのかという議論が重要でしょう。

その議論の向かう方向性を実現するために法律などで社会の基盤を整備していくことが重要なのであって、少なくとも自己満足では意味がないように思います。

例のロボット三原則にあるように人間にとってどういう存在であるべきなのかという定義を実現していくことがこの議論の本質のはずなんですが・・・。

まあ、今のうちに自分にとっての「天職」を見つけておく方があとあと困らないというのは確かですね。

少なくとも「他人に雇われる」を前提としている場合、今後の効率化でどうなるかわからないので、せめて2つや3つ掛け持ちしておくといいんじゃないでしょうか。

こういった問題はある程度先にルールを決めておかないと技術が進んで普及してしまってからでは難しくなるんですが、政治家の皆さんはこういうことには興味ないんですかね?



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