【公開日】 2017年09月05日 

リスク回避の円高

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北朝鮮問題でリスク回避の円高と叫ばれています。日本は北朝鮮問題の当事者であり、仮に戦争が起きた場合には被害を受けると思われるのに、なぜリスク回避なのかと不思議に思う人も多いと思います。

なぜ円高になるのか

単純に外貨(ドルやユーロ、ポンド等)よりも円を欲しい人が増えるからです。円がほしい、円が人気になって円高になる。それだけです。

リスク回避とは

これが曲者です。リスク回避という言葉が良くない。実際はリスク回避ではないのです。円はご存知の通り、低金利です。だから、外国人は円を借りて、外国で運用をしている。それが、戦争だ、天災だ、政争だ、となると外国での運用を辞めてしまう。運用を辞めたお金は、円に戻して、借入を返そうとなる。これが円高の招待です。決して、わざわざ円を買っているわけではない。借りたお金を返しているだけ。こう考えるとシンプルですね。

 



リスク回避の円高と言い出したいとは罪深いです。言葉が独り歩きして、大きな誤解を招いています。



オーサー紹介

forget-me-not

東京生まれ、海外育ちの国際派人間。 年の1割を海外で過ごす、空飛ぶ財務部員です。 (経理ではありません、財務です。) 超巨大企業、ベンチャー企業、新規上場(IPO)の経験があります。 MBA、公認内部監査人(CIA)の資格持ちです。

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リスク回避の円高” への3件のフィードバック

  1. なるほど。つまり「稼げるかわからないからとりあえず借り入れを返済しよう」というわけですね。
    もし運用してマイナスが嵩むと後で返せるかわからないので。
    でも一応「返せなくなるリスクを回避」しているような・・・(笑)

    1. 普段取りすぎていたリスクをニュートラルに戻すということのようです。
      ちなみに、米人に言わせると、「平時であれば運用しないリスクのほうが大きい。現金貯金好きは、運用しないリスクをとりすぎているとか」。日本人と感覚が違いすぎますね

      1. でもなんとなく理解できる気はします。

        確かに金利の低い銀行預金やリスクしかないタンス預金で持っているお金を守ることだけに執心してしまっている人が多いように思います。

        日本人は労働の対価として得たお金を「守ること」に意識が特化しすぎているのかもしれないですね。

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